本研究室では、実験実習の一環としてPBL(Project-Based-Learning)に取り組んでいます。
今年度は、J-AIR様のご協力のもと、「規定を超えた手荷物の持ち込み」と「機内での忘れ物」という航空業界が抱える課題をテーマに、改善策の検討を進めています。
手荷物の機内持ち込みについては、規定で定められた大きさ・重さ・個数の基準を超えた手荷物の持ち込みが課題となっています。
また、機内での忘れ物では、スマートフォンやモバイルバッテリーなど、発火の危険性を伴う物品が増加していることが課題です。
学部3年生と博士前期課程1年生を中心に2つのグループを編成し、それぞれの課題について利用者の行動を分析しながら、解決策の検討を進めています。
今回は、その活動の一環として実施した伊丹空港見学と、第1回ワークショップの様子をご紹介します。
【伊丹空港見学】
まず、伊丹空港では、J-AIR様のご案内のもと、空港内の見学を行いました。
乗客の方が手荷物を預けるまでの流れや、規定を超えた手荷物の持ち込みを防ぐための工夫について実際に見学し、現場でしか得られない知見を得ることができました。実際の運用を目の当たりにすることで、課題をより具体的に捉えられるようになりました。
その後は、実物大で製作された機体・客室模型(モックアップ)を見学させていただきました。
座席や床に黒色の物品を置き、どの程度視認できるかを確認したり、実際に座席へ着席して物が落ちやすい場所を検討したりするなど、忘れ物が発生する状況を体験的に理解しました。
さらに、客室乗務員の方に機内アナウンスを実演していただきながら、搭乗から降機までの流れを再現するデモンストレーションも実施しました。
実際に体験することで、搭乗・降機時の慌ただしい機内ではアナウンスが十分に聞き取れないことや、後方の乗客を意識して急がなければならないという心理的なプレッシャーが生じることなど、利用者視点ならではの気づきを得ることができました。
最後には、一人につき一つずつ意図的に忘れ物を残し、忘れ物グループが機内点検を実施しました。念入りに確認したつもりでも、スマートフォンやイヤホン、傘などが残っており、忘れ物の発見が想像以上に難しいことを実感する貴重な機会となりました。
ご多忙の中、見学の機会をご提供いただき、丁寧にご案内くださったJ-AIRの皆様、誠にありがとうございました。

【第1回ワークショップ】
後日、空港見学で得られた知見を踏まえ、第1回ワークショップを開催しました。
各グループが現時点での仮説や介入案を発表し、教員を交えながら多角的な視点で議論を行いました。
議論を通して、検討が不足している点や今後深めるべき課題が明確になり、今後の研究の方向性を整理する有意義な機会となりました。
今後は、ワークショップでの議論を踏まえ、仮説の精緻化や調査計画の立案を進めていく予定です。
【終わりに】
PBL活動の様子は、今後も引き続きお届けしていきます!✈️
そして次回からは新企画🥳
研究室の院生さんに、研究内容や研究室での生活、キャリアについてインタビューします!
「学系選びで迷っている」「研究室ってどんな雰囲気?」「大学院進学を考えている」
そんな方に少しでも参考になる内容をお届けできればと思っています😊
ぜひ次回の投稿もお楽しみに!
