【院生さんインタビュー Vol.1-2|謎に包まれた院生さんの生活】

今週は、S.Mさんへのインタビュー「生活編」をお届けします!

前回の研究編はお楽しみいただけたでしょうか👀
まだご覧になっていない方は、ぜひ研究編からご覧ください!

皆さんは、大学院生が普段どのような生活を送っているか知っていますか?特に学部生の方は、院生とじっくり話したり、実際の生活について聞いたりする機会は少ないのではないでしょうか。

今回は、院生の授業や友人関係、アルバイト事情などについて聞いてきました。さらに、1日・1週間のスケジュールも大公開します!

おまけとして、研究室選びに悩む学生さんへのアドバイスも掲載しています。

それでは、本編スタートです!

プロフィール

S.Mさん

博士前期課程2年生。一人暮らし。
学部時代は臨床死生学・老年行動学研究室に所属し、大学院から認知行動工学研究室へ。現在は公認心理師プログラムも履修しながら、喪失経験からの回復について研究しています。
学部生の時までは、inspiriual voicesというアカペラサークルと、大阪大学お嬢様部というサークルに所属していました。趣味は、カメラと可愛い服の収集です。

ーまず、学部生と院生の違いについてお聞きします。授業の面では、何か違いがありますか?

私は公認心理師の授業を多く履修しているのですが、大学院ではグループワークが増えたという印象があります。例えば、事例についてグループで検討する授業などです。
学部で学んだ知識をベースに、疾患や薬の種類・名称なども踏まえてディスカッションするので、求められる知識量も増えたと感じます。
公認心理師を目指している人とは、さまざまな授業で一緒になるため、自然と仲良くなります。時々、みんなでご飯に行くこともあります。

ー友人との関わりには、変化がありましたか?

学部時代の友人の多くが卒業してしまったので、寂しさは感じます。私自身、サークルも学部生の時に辞めていたため、特にM1(博士前期課程1年)の頃は、研究室の同期くらいしか会う人がいないような状態でした。世界が狭くなったように感じることもありましたね。
M2になった今は少し余裕が出てきたので、大学に残っているサークル時代の友人や後輩と遊ぶこともあります。ただ、遠くで働いている友人とは、年に1、2回会えるかどうかという感じです。

【1日のスケジュール例】

【1週間のスケジュール例】

【S.Mさんからのコメント】

M1からM2の変化としては、課題やケースレポート(公認心理師の実習で書くレポート)、就活関連のタスクがかなり減ったことがあげられます。M1 の時は家に帰ってからも課題やレポート、ES等をやっていましたが、M2 になってからは学校にいる時間で終わるようになり、自由時間が増えました。もちろん、研究が本格的に始まったら M2 の方が忙しくなる可能性もあります。
私はM1の春休み(2026年3月)に就活が終わったのでM2からは就活をしていないのですが、同期を見ていると私より長く就活をしていて忙しそうな人もいました。特に公務員就職を希望する場合は、M2もかなり忙しくなるかと思います。

ー生活リズムに何か変化はありましたか?

M1の時はとにかく忙しく、生活リズムが崩れてしまうこともありました。授業、公認心理師の実習、就職活動、研究が重なり、6~7月頃にはキャパオーバーになってしまった感覚がありましたね。最近は落ち着いてきたので、10~11時には寝て、朝8時半に起きるという、かなり健康的な生活を送っています。

ーM1が始まってすぐに就職活動もしなければならないのは大変ですよね。実習をM2にずらすことはできないのでしょうか?

基本的には、M1が優先して実習を履修します。特に短期実習はM1のうちに取り切るイメージです。
M2で参加するのは、M1で履修できなかった場合や、自主的に行きたい実習先がある場合が多いと思います。

ー社会人の生活と比べたとき、院生生活にはどのようなメリット・デメリットがありますか?

メリットは、時間の融通が利きやすいことです。特にM2になると、1限の授業がない日や、授業のない日があるので、社会人よりも時間の自由があると感じます。
大学に友人が残っていれば気軽に会えますし、研究室の同期と学生同士の関係でいられることも良いところだと思います。
一方、デメリットはお金の問題です。生活費を稼がなければならないことは、かなり大変でした。
M1の時は忙しくて十分にアルバイトができませんでしたし、親に学費を出してもらうことに申し訳なさを感じることもあります。養ってもらう期間が延びることに対して、負担に感じる人もいるかもしれません。

ー現在は、どのようなアルバイトをしていますか?また、研究や実習との両立は可能なのでしょうか?

研究室の研究員、賃金が支給される実習先での仕事、在宅でネット記事を書く仕事の三つをしています。
ネット記事の仕事は学部3年生の時から続けています。在宅ででき、シフトも自由に調整できるため、大学院に進学してからも続けられているのだと思います。
ただ、M1の時は忙しく、体調を崩すこともありました。月に5万円を稼げないこともあり、3万円程度の月もあったので、金銭面ではかなり大変でした。

ー研究室選びに悩んでいる人へ、アドバイスをお願いします。

やりたいことが明確に決まっていない人も多いと思います。いくつか候補はあるけれど、どれが良いのか決められないという人もいるかもしれません。
そのような場合は、研究テーマだけでなく、先生の雰囲気や一緒に学ぶ同期など、さまざまな要素から決めてもよいと思います。
特に、同期の存在は大切です。私自身、進学先を決める際、同じ研究室の友人が先にこの研究室への進学を決めていたことが、決断の後押しになりました。
同期がいることは大きな支えになりますし、「この先生とならやっていけそう」と思えるかどうかなど、人間関係の面も研究室選びでは重要だと思います。

▷キャリア編へ続く

今回は、大学院生の授業や友人関係、アルバイト事情など、S.Mさんのリアルな生活についてお聞きしました。
自由な時間がある一方で、M1では授業・実習・就職活動・研究が重なり、忙しさや金銭面での苦労もあることが分かりました。

次回は、そんな忙しい大学院生活の中で得られたものや、気になるキャリアについての考えを掲載します!
公認心理師を目指した理由や実習先についても聞いてきました。おまけは、大学院進学に悩む方へのアドバイスです。
次回もお楽しみに!